
企業の海外出店計画を支援!既存海外データを活用した商圏分析の実現。
近年、将来的な国内市場の縮小を見越して多くの業種で海外への出店計画が盛んに計画され、行われています。商圏分析・エリアマーケティング特化型 GIS ソリューションである ArcGIS Business Analyst には、商圏分析用ツールとともに 140 以上の国と地域のデータが搭載されており、すぐに海外の商圏分析を行うことができます。ここでは、クラウド GIS である ArcGIS Business Analyst Web App を利用してアクセス可能な代表的なデータをご紹介します。
ArcGIS Business Analyst Web App 上の国または地域セクター
主要各国で使用可能な統計データ
※ 各国の統計データ イメージ画像をクリックすると拡大できます。 ※ 本文中の区画レベルの紹介において「最も大きい」と表現がありますが、最大単位である 「Country」 は 1 つしか存在しないため省略しています。

USA

Vietnam

Indonesia

Singapore

Philippines

Thailand

Malaysia

Australia

China

Hong Kong

Taiwan

Canada

United Kingdom

France

Russia

日本
その他の国・地域
提供可能な国・地域
Michael Bauer Research 社が提供する 140 以上の国や地域に対応しています。以下のアプリケーションでは、マップ上の任意の国をクリックするとその国で利用可能な統計データの概要を閲覧できます。気になる国や地域にどのような統計データが存在するか確認してみましょう。
Demographic Global Coverage Web Application
提供可能な統計項目
国や地域ごとに提供可能な項目は異なります。どのような項目が提供されているかを確認するには、以下のデータ ブラウザーからご確認ください。
集計精度向上のための工夫
発展途上国では、詳細な統計データが存在しないなどの理由で、どうしても提供可能な統計データの粒度が荒くなる傾向にあります。そのような地域でも集計精度を向上させる工夫として、米国 Esri 社が用意した 衛星画像や道路データから推計した約 250m 間隔の人口データ を重みづけに利用して按分処理を実行しています。(日本国内は 基本単位区データ 、米国内は Block Points を使用して、さらなる高精度な集計を行っています。) たとえば、下のマップはベトナムのホーチミン市周辺の統計情報ですが、黒枠が提供可能な最も詳細な区画を表し、紫色の分布が推計人口分布を表しています。同一区画内でも、公園や山林などで人口分布がまばらなエリアを特定し、そのデータを按分時の重みづけに利用することで、区画内の人口分布も加味して、集計精度の向上に役立てています。
ベトナム ホーチミン市の推計人口分布データ
道路ネットワーク・ジオコーディング
商圏分析を行う上で、「自動車 30 分圏」のように道路に沿った商圏を作成した方がマーケット規模を正確に推定することが可能になるケースが多くあります。ArcGIS では、クラウド GIS 上で世界各国の道路ネットワークデータを提供しており、「自動車 30 分圏」のような到達圏を作成することができます。さらに、国や地域によっては過去の交通速度を加味したり、ライブ交通速度を加味した到達圏を描いたりすることもできます。国や地域によって整備状況は異なります。以下のアプリケーションでご確認いただけますが、詳細は ネットワーク解析の有効範囲 をご覧ください。
Map Viewer
同様に、住所情報を地図上に展開するための「住所辞書」もクラウド GIS 上で提供されています。こちらも国や地域によって整備状況は異なります。以下のアプリケーションでもご確認いただけますが、詳細は ジオコードの有効範囲 をご覧ください。
おわりに
このように ArcGIS Business Analyst には日本国内のみならず 140 以上の国と地域の統計データを提供しています。したがって、各データを個別に購入したり、編集したりといったことが一切必要ありません。
必要な情報を迅速かつ高品質に提供できる商圏分析・エリアマーケティング特化型 GIS ソリューション ArcGIS Business Analyst Web and Mobile Apps には 21 日間のトライアル がございます。是非ご検討ください。