自然災害と自然環境の関係

防災リスクを考えるうえで重要な「ハザード」「脆弱性」「曝露」を地図を用いながら考えてみよう。

問1(自然災害と自然環境)

世界ではさまざまな自然災害が発生している。右に示した地図は、世界で発生した主な自然災害を表したものである。ア・イが示す自然災害は「地震・火山など」によるものか、「大雨・暴風雨など」によるものか、地図A~Cを参考にして考えなさい。

問2(自然災害に影響を与えるもの)

大きな自然災害が発生した地域について述べた、次のア~ウの文のうち、適切なものを地図DとEを参考にして選びなさい。

ア:人口密度が高くても、GNIが低い地域は自然災害が比較的少なくなっている。

イ:風水害が頻繁に発生している地域は、人口密度が高く、GNIが低い地域であることが多い。

ウ:高緯度地域で自然災害が少ないのは、GNIが高く、インフラが整備されているからである。

問3(自然災害を構成する要素)

自然災害の大きさに与える影響を与える要素には「ハザード」「脆弱性」「曝露」の3つがある・これまで見てきた地図A~Dは「ハザード」「脆弱性」「曝露」のいずれにあたるか、以下の説明文を見て答えなさい。

ハザード:人間生活の脅威となりうる自然現象やその大きさ

脆弱性:災害に対する損害の生じやすさや対応能力の低さ

曝露:人々の命や財産がハザードにさらされている程度

問4(居住地の災害リスク)

災害リスクは「ハザード」「脆弱性」「曝露」の3つの重なりが大きくなるほど高くなる。あなたの住んでいる場所の災害リスクについて、下のような文にまとめてみよう。

私の住んでいる地域では、「 ① 」といった自然災害が発生する可能性がある。現時点で「 ② 」に課題があるため、災害リスクが高まる可能性がある。