近代遺産を訪ねる ヘリテージングツアー
小学校2年生から4年生の26人が市内15ケ所を周り、製糸産業の繁栄を今に伝える町並みや教会、学校など、説明を聞いたり写真を撮ったりして、それぞれにヘリテージに親しみ楽しい一日を過ごしました。
小学校2年生から4年生の26人が市内15ケ所を周り、製糸産業の繁栄を今に伝える町並みや教会、学校など、説明を聞いたり写真を撮ったりして、それぞれにヘリテージに親しみ楽しい一日を過ごしました。
100年以上前に建てられた大きな屋敷です。ここでお店も開いていました。今は「指定文化財」になっていて、須坂市の宝物として大切に守っています。(元牧新七家)
近代化産業遺産
土かべでかわらぶきの古くて大きな家がたくさん建ち並んでいる通り。昔はこのあたりが須坂の玄関口だったんだよ。
絹糸をとるための"まゆ"をしまっていた3階建の倉庫。まっしろなかべ(漆喰といいます)に小さなまどがいくつもならんでいます。おねがいして3階まで上がらせてもらおう。天井に太い木が組まれているのが見られるよ。
近代化産業遺産
1933年にダニエル・ノルマンという神父さんが建てた教会です。とんがり屋根の上に十字架があるからすぐわかるね。窓には色のついたガラスがはめてあってきれいだよ。写真にとってみよう。
90年以上前につくられた家です。絹糸をつくる大きな会社の社長だった越寿三郎という人が住んでいました。道に面した屋根は大きくてまるで山のようでしょ。家の中にも入ってみよう。広いお座敷がありますよ。
近代化産業遺産
かわらぶきの古い建物が道の両側にいっぱい。屋根の上に塔が立っている薬屋さんがあるのがわかるかな。
大正6年(90年くらい前)に建てられた洋風の建物です。玄関の上にテラスがついているところや、上げ下げ式のガラス窓なんかは外国の建物みたいだね。でも木でつくられていて瓦の屋根だから日本風かな。かべがみず色にぬられてて、きれいでとってもふしぎな建物だよ!
もともとはえらいお侍さんが住んでいた立派な家。あとで病院になりました。洋風の建物が病院だったところです。中に入ってみてみよう。天井のかざりや電気がとてもきれいだよ。3階建ての土蔵もあるから探してみよう。
100年以上前に建てられた銀行です。かべから金具がいつくも出ているのがわかるかな。これは"乳鍵"(ちちかぎ)といって、これがたくさんついているとりっぱな建物といわれます。土台には丸い石が2段、3段とつんであるよ。
むかしの牛乳屋さんの看板です。むかしは牛乳のことを「うしのちち」といっていたんだって。お母さんのお乳を飲んでいる子牛の絵がとてもかわいいね。これは"こて絵"といって、かべにぬる土で描かれているんだよ。
※ 現在この建物は解体されており、「牛の乳」の扁額のみが旧上高井郡役所玄関に保存されています。
ここに川の水を引いてきて、飲めるくらいのきれいな水にしていたところ。80年くらい前に造られました。
近代化産業遺産
明治16年(120年以上前)につくられた古い学校です。玄関のかざりの彫刻は神社のようだけど、柱はギリシャの神殿みたい。こういう洋風と和風がまざりあった建物のことを「擬洋風」というんだよ。昔の人たちがここで勉強してたなんて、すてきだね!
春にはサクラのきれいな臥竜公園。竜ヶ池がここに穴をほって作られたものだって知ってた? 今から70年くらい前、須坂にたくさんあった絹糸を作る工場がうまくいかなくなって、そこで働いていた人たちが新しい仕事としてこの池を造ったのです。
近代化産業遺産
屋根に小さな窓がついていて、なんだか外国の建物みたいだね。でも70年以上前に建てられたもので、そのころはアール・ヌーヴォーと呼ばれるこのような建物が世界中ではやっていたのです。
電車も通れる鉄の橋。79年くらい前に須坂に初めて電車が開通したときに作られました。できたときは長野県でいちばん長い橋だったんだって。すごいね!
300年くらい前から、ここで商売をしていた田中家の大きな屋敷。家のまわりを囲んでいるのは全部蔵なんだよ!裏までまわってみると、石垣がまるでお城みたい。中には立派な家と庭があってお殿様も遊びにきたんだって。
マウス操作やタップ操作で地図を動かせるよ。いろいろ試してみてね。
ヘリテージングマップ3D